銅相場が戻りつつあります
みなさん、こんにちは。
今日、銅建値が1万円アップして67万円になりました。
為替だけでなく、ロンドンやニューヨークの銅相場も上昇を遂げています。
記事によると、銅相場の復活要因は3つあります。
1 チリでの減産、ペルーの鉱山での騒動により、ラテンアメリカ諸国で銅の生産量の減少が見込まれること
2 中国で、小型自動車購入に対して減税措置が導入されること
3 国慶節を前に、中国人トレーダーによる手じまいが進んだこと
1で供給が減り、にもかかわらず2のように需要が増えれば、価格上昇は当然のことです。
むしろ、問題は、1、2の順番あるいはそのインパクトにあります。
記事にもあるように、供給懸念の報道による相場の持ち直しは、一過性のものである可能性を否定できません。すなわち、供給サイドが価格に影響を与える可能性は低い。
一方で、市場は、供給減少を上回る需要の後退を織り込んでいて、その点で、2のような確実に需要を喚起する情報こそが求められているといえましょう。
先ごろの米中首脳会談は、サイバー攻撃をめぐる議論が中心となり、経済・景気に関して、銅相場に影響をもたらすような発表はありませんでした。
日銀短観を見ると、日本の景気も微妙な状態になりつつあります。
国内大企業、アメリカや中国には大いに頑張ってほしいものです。