涙が止まりません・・・銅建値下がりました
みなさん、こんにちは。
本日、また銅建値が下がり、52万(▲1万)になりました。
これで、1日の56万からは4万円下がったことになります。
なかなか、景気良くというわけにはいきません。
昨今の下げの状況をまとめてみると、特筆するような出来事があったわけではありません。
月初の雇用統計発表で、米国利上げ観測がぐらつきました。で、FOMCを経て、予想通りに利上げ見送り、さらには利上げも年1回あるいは2回か、先行きが怪しくなりました。
市場は(その末端であたふたしている私たちも)、不確実性を嫌うところがあります。「織り込み」は、不確実性に対処すべく生み出された市場の防衛行動のような気もします。
で、英国国民投票は、この織り込みができないから、リスク資産の手離れが進み、比較的安全とされる円を買うと。
この先行き不透明感がよくありません。
さて、この不透明さを払しょくするかもしれません。英国労働党議員が殺害されました。
これを受けて、残留派が、土壇場で勢いを回復するような気もします。
犯人は、離脱派、しかも一部報道では「右翼」団体との関連が指摘されるなどされています。そして、双方がキャンペーンを中止する事態となりました。
言論を暴力によって封殺するというのは、いわばテロであって、彼らからすれば最も許すべからざることの一つに数えられるのではないでしょうか?
ただ、感情論だけの議論が脆弱なのは、離脱派がここに来て訴える移民問題(亡くなった労働党ジョー・コックス議員は、移民難民支援にも力を尽くしていました)が、現地では相当切実な問題であろうということです。
同時に、残留派が提示する、英国を襲う経済的損失の議論も鼻につくようです。
舛添都知事に対する、日本のマスコミとその支持者と同じような感じでしょうか。
興味深いことは、こうした風潮はドナルド・トランプ候補への支持と同じ構造を持っているのではないかということです。
東洋の島国から、ひっそりと見ていることしかできません。
英・エコノミストのサイトが、動向を探るのに便利です。
立場に応じて、賛否くっきりと色分けされます。
で、銅相場見通しです。
来週、23日(結果は、日本時間の金曜日午後?)までは、ロンドン相場は一進一退、為替も円高傾向となり、銅建値がさらに下げる事態を想定しておいた方が良いかもしれません。というのも、中国の動向も全く見えなくなってしまったもので。
原油も動きがあり、下げています。供給過剰です。これもいい動きではありません。
かくして、来週は銅建値510円が有りうるということにしておきましょう。