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非鉄金属スクラップ問屋(株)増岡商店@東京のブログ

非鉄金属スクラップでおなじみの株式会社増岡商店の営業社員が、スクラップ業界に役立つニュース他、有益な情報をお届けします。

悲報・・・銅建値が下がってしまいました

 

みなさん、こんにちは。

昨日、銅建値が53万になりました。1万円下げです。

ちなみに、1年前の6月10日は79万円です。この1年で、約3分の1、33%も下落してしまいました。

給料が33%上がることも、物価が33%下がるわけでも、人件費が33%下がることも、競合数が33%減るわけでもない。

建値がそのまま売値に直結するなか、トップラインが3分の1減ることは、なかなか衝撃的です。

販売数量を増やせば・・・とも思いますが、生産(販売)能力の増強は、それが人であれ固定資産であれ投資になるし、どうしても固定費負担を重くすることになり容易に踏み切れるものではありません。

そもそも、販売数量を増やそうとしたところで、まるまるそれを吸収してくれる人がいない。

だから、今いる人間が33%以上働けばいい・・・ということになります。

ただ、人間はいつも同じパフォーマンスを披露できるわけではない。

 

不思議なことに、世界中のスクラップ屋さんが同じような状況にあることと思います。

一体「お金」はどこに消えたんでしょうか?

 

先日、アディダスが原点回帰、"Made in Germany"の復活のニュースがありました。

www.nikkei.com

これまで、アディダスはアジアでの生産が主流でした。

安価かつ大量の労働力が手に入ったからです。

しかし、アジアで作って消費地の欧米市場に運ぶのでは輸送費もかかるし、輸送に伴う二酸化炭素の排出量も相当なものになる。

そのうえ、人件費の高騰も続く。

 

そこで、ドイツに帰り、「ロボット」で「数百万足」を生産することにしました。

確かに、ロンドンで流行りそうなデザインを生かすのであれば、マレーシアよりもドイツの方がいいだろうし、何より店頭に並ぶまでの時間を節約できる。

この辺はアパレル業界共通の取り組みです。

びっくりなのは、アジアの人間が消えて、ヨーロッパのロボットが登場するというところ。

ある局面においては、人間よりもロボットの方が優位なようです。

ロボットの動きの方が正確無比でしょうし、「モチベーションが上がらない」とか、「労働者の権利だ」とか七面倒くさいことを言いません。トイレも食堂も不要。

電気という栄養を与え続ければ、24時間365日仕事ができます。

 

こんなことを考えるのは、我々スクラップ業界はどうかと思うことがあるからです。

アディダスのニュースの裏側には、工場労働者の一斉失業があります。

「インダストリー4.0」の下で、この流れが、ますます加速することは間違いありません。

 

「人」が消えていくのも時間の問題のようです。