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非鉄金属スクラップ問屋(株)増岡商店@東京のブログ

非鉄金属スクラップでおなじみの株式会社増岡商店の営業社員が、スクラップ業界に役立つニュース他、有益な情報をお届けします。

最近の銅相場のこと

みなさん、こんにちは。

世界はメーデー、日本はゴールデンウィークでお休みのようですが、弊社は本日も営業しております。

 

さて、先週銅建値が61万円をつけました。しかし、例のごとく持続力がありません。

もはや、足元では59万円、下手したら58万円までいっちゃいそうな感じです。

 

この急落の原因を探るに、何を置いても、円高のほか見当たりません。

日銀の追加緩和の見送りを受けて、106円まで、5%も急騰しました。

こんな事態、思い出せば、2008年以来のことではないでしょうか?

ただ、円高というのは、ドル安でもあるわけで、通常、ドル安が金属価格を支えるという経験則からすれば、望ましいことかもしれません。

 

一方で、ロンドンは、金曜日、堅調なまま越週したと言えます。

5000ドル近辺で落ち着いています。

こちらは、ここ最近の原油価格の上昇に支持されていますので、当面安心できるのではないでしょうか?

この原油と連動する動きについて、欧米メディアの伝えるところでは、原油と銅その他金属は、一つの「バスケット」に放り込まれて取引されているとのこと。

もっとも、その比率は圧倒的に原油が大きいそうです。したがって、原油が下がれば売り気配に(=資金流出)、上がれば買いに染まる(=資金流入)という具合。

 

こうしてみると、円高=ドル安にくわえ、原油価格の上昇と、銅相場の上昇をもたらすツートップが揃い、上昇を見込めるはずです。

 

ところがどっこい、原油価格に合わせた上昇は「金融商品」としてであり、「実需」に目を向けると、微妙な印象を拭い去れません。

そう、何をかくそう、中国です。

この点で、最近の指標をもとにして、中国経済の持ち直しを指摘する向きもありますが、そうでない人も多い気がします。

こういう人たちは、プラスの情報には懐疑的であり、マイナスの情報に過剰に反応する傾向があるように思われます。

大雑把にいうと、中国発情報に対し市場は不信感を持っているということでしょうか。

 

円高を是正する動きとして、米国の利上げが取り沙汰されるわけですが、先日の声明を見る限り、6月の可能性も乏しいかな・・・という感じがします。

巷間言われるように、昨年12月に先立つ昨年10月の会合では、その声明に「利上げを検討する」ことが明らかにされていましたが、今回のものには、それがありません。

「経済活動は鈍化しているなかで、労働市場は改善している」ことを指摘するなど、委員会が、足元の経済状態を慎重に見極めたい姿勢を保持していることは変わらないままだと思われます。

 

以上、つらつらと書き述べましたが、結局、銅相場、転じて銅建値、500円台後半から600円を超えるところまでの変動幅の中で推移するのではないかな・・・と思います。