銅建値、下がりました・・・
みなさん、こんにちは。
本日、銅建値の改定がありました。
2万円下げて、55万円になりました。
3月31日には61万円でしたので、10日ばかりで10%も下げてしまいました。
2万円ずつの下げが3連発ですので、性質が悪い。ベイのロペスの3連発とは全く違う。
ここでもたびたび書いているように、世界的には、今年、銅は下がるという見方が有力です。そして、ロンドンの値動きが下げ基調にあるときには、この見方があることを忘れずに、日々の商売にあたっています。
しかし、いかんせん、下げのスピードが速いのです。
1万円下げを見込んで交渉したところが、ふたを開けて見れば2万円下げと。
結果、引き取りに出かけたり、持ち込まれたりした際には、すでに赤字計上ということになってしまいます。
損を取り戻すには、現状の利鞘を確保しつつ、損失解消に向けて取引量を増やす一方で、在庫価格に反映できるように、相場の上がるのを待つしかありません。
ところが、市中にスクラップは決して多くありません。取引量を増やすことが容易ではありません。
かといって、相場が上がる気配も容易に感じ取れません。
本日発表された中国のPPIが、予想よりも良かったことを受けて、中国の製造業は苦境を脱しつつあるという楽観的な見方を示すアナリストもいます。たしかに、ブログ執筆時点でロンドンは上がっています。
しかしながら、上海の在庫が減少する一方で、シンガポールのLME指定倉庫では、在庫数量が増加したことから、中国が他国への輸出を増やすのでは・・・という不安を示す向きもあり、よくわかりません。
とりあえず、できることをするということが大切です。