銅相場見通し
みなさん、おはようございます。
今現在、明日にも銅建値上昇が見込まれ、幸先の良い週の初めです。
今週の銅相場の見通しをまとめておきましょう。
先週末に閉幕したG20。
特別な何かはありませんでしたが、中国人民銀行が、さらなる金融緩和の余地を示唆したことにより、市場に落ち着きがもたらされたとの見方もある一方、週明け、すなわち今日の動きを見ないとわからないという向きもあります。
こういう地合いの中、今週はいくつか重要な統計指標の発表が相次ぎます。
3/1 中国…2月製造業購買担当者景況指数(PMI)
米国…ISM製造業景況指数
3/2 米国…ADP全米雇用報告
ベージュブック(地区連銀経済報告)
3/4 米国…雇用統計
これらの指標を通じて、まず、中国の数字が良ければ、銅相場の上昇につながる可能性が。ここ1年ぶりでLME指定の銅在庫が200,000トンを切っていることも追い風となります。たとえ指標が芳しくなくても、中国の経済刺激策への期待は根強いものがあり、さほどダメージにならないかもしれません。
米国指標では、先週末のGDP改定に引き続き、米国経済の堅調さが裏付けられれば、円安に振れると想定されます。ちなみに、米国経済の堅調さが裏付けられたと言って、3月利上げはないと思われます。
こうしてみると、銅相場も落ち着きを取り戻している感じがあります。
事実、23日までのComexに関するデータによると、投資家の売り持ちが再度減少に転じています。
もっとも、これは買戻しの問題でもあり、容易に相場の先行きを示すものとは言えないかもしれませんが。
ただ、4,700ドルも超えてくるようになり、「瞬間的には」上昇の一途をたどる・・・と見てもよいのではないでしょうか?
ただし、長期的には、優秀な人の見立てを信じるべきだと思います。
いかんせん、変化が目まぐるしく、付いて行くのにやっと・・・。