中国、11月に前年同月比+9.5%の銅輸入
みなさん、おはようございます。
昨日、中国の貿易統計が発表されて、なんと11月には、前年同月比+9.5%の46万トンの銅を輸入していたことが判明しました。
海外メディアでは、昨日の相場の下支え効果があったと指摘しています。
が、銅に限らず鉄も原油も輸入数量は増えています。
むしろ全体としては、輸入は1年超、輸出は5カ月におよぶ連続する減少が、中国経済の苦境を示しているとの理解が大勢であり、資源国通貨は軒並み安くなりました。
6回に及んだ利下げに、財政支出拡大、金融・財政双方での政策手段を駆使しても、輸出を反転させる効果が見られないことから、さらなる景気刺激策への期待も高まります。
最近の大手各社による銅減産合意も、実は当局の手引きの可能性が指摘されます。
生産性の上がらない国有企業を中心に、淘汰のプロセスを進める、リストラの渦中にあるのでしょうか。
よくわかりません。
しかし、このリストラが、ドイツと手を携えての「インダストリー4.0」を積極果敢に進めていく下地づくりになっていたとしたら・・・、なんて想像してみると、中国の底力を感じます。
おりしもCOP21開催時に、北京の大気汚染が悪化する。
運が悪いとは思いますが、中国には、これからも世界経済の牽引役として頑張ってもらわないと困ります。