銅相場の今後を占う
Good morning TOKYO.
先週末の米国雇用統計の発表で、米国利上げはほぼ間違いない状況です。
が、利上げのペースはゆっくりとしたものになりそうで、金は反発しました。
それに先立つECBの追加緩和は、市場の予想を裏切る規模であり、為替はユーロ高ドル安に引きずられ、円高に振れました。
今週は、中国の各種指標の発表が待たれます。
明日8日に貿易収支、明後日9日にCPIと、中国の実体経済の状況を示す指標の発表が相次ぎます。
これら中国、米国、欧州という世界三大銅消費地発の情報で、銅相場は左右されます。
各種情報を総合すると、今週の銅相場は、直近の上げを受けて、一時的な売りが見られるものの、週末にかけて再度上昇の見込みか?
ズバリ言うと、今週は$4650まで、為替はドル円で125円近辺まで、国内銅建値の変動はないかと思われます。
もちろん、中国の指標が絡んでくると別ですけどね。
ちなみに、中国の経済実態を把握するものとして、GDPに並んで、かつて「克強指数」がもてはやされました。
①発電量 ②鉄道輸送量 ③貸付総額
の3つです。
最近ではGDPとの乖離も目立つようになってきました。