「今日は、中国の日!」
さて、今日の2本目です。
中国株の下落を先ほど取り上げましたが、この点をもう少し詳しく。
●8日の上海、深圳各市場では、市場が開いてからわずか十分で、1000銘柄以上の株式が、下落制限幅の10%まで下げたもよう。
さらに、
この動きが心配なのは、当局により、手数料下げやIPOの停止などの措置がとられているにもかかわらず、という点にあります。
これは、当局の力が及ばないという点で、不思議な感じがします。
(※中国の仕組みは、 中国共産党 支配者たちの秘密の世界 が面白かった。)
自発的な取引停止の申請は先月末から相次いでいて、理由は、それら企業が、自社株を担保に融資を受けていて、担保価値(自社株価格)を維持させるためのようです。
中国の株式市場は、ここ1年で2.5倍にまで膨らんでおり、崩壊も時間の問題か・・・という懸念は無きにしも非ずでした。
もっとも、このバブルの様相を呈しながらも、実は日本各地で「爆買い」ツアーが繰り広げられ、あるいは都心高級マンションの売り切れ続出など、日本の物価上昇に大きく貢献してくれたことも忘れてはならないと思います。
要は、日本にも影響が波及するのではないかということです。
今後はどうなるのか?
欧米の経済ニュース系サイトでは、GSのエコノミストを例外として、専ら悲観的な見方が中心です。なかでも、個人投資家が多いことに着目し、「政府に対する反乱」という政治的混乱にまでは至らぬように警戒する見方は、興味深いものです。
中国の事情を知る人物の手にかかると、現在の株価下落は、権力闘争の一端とも垣間見える。
面白い記事です。
では、また。